きっと元気、たぶん、おそらく、いや。

太宰治をまた読む。

ダサいことを言うと
太宰作品はまだ人間失格しか読んでおりません。
でも、初めて読んで読み終わったとき、恥ずかしげもなく

「これは私の話だ」

と、その感想だけを抱き
解説を読んで「みんなそう思うんだ」と少し残念だった。

それは2008年9月
桜美林の明々館の1階でのこと。

地獄に引きずりこまれそうになって、色んな生きてる人に救われて、ようやく少しずつ水を飲むように過ごしていたところに
最終的に
「生きよう」と強く思ったのは死んだ人の残した文字でした。

何の因果か、導きか
帰省のついでになんとなく
斜陽館にいきます。

いや、何もないよ、そこには。

期待しないよ。
でも、私は生きてる。

これは一騎打ちだ。
勝って、東京で元気で生きるんだ。

参ります。

かかってこいや。

呑気にあの子の歌なんか聞いてる場合じゃない。

写真は実家で読もうと連れてきた子たち。
新潮文庫さんはいつも素敵な仕事をするぜ。
今年もお世話になります。